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九死に一生 part2 助けて〜ママ〜

台風と京急事故でスタートから荒れた沖縄の旅。でもまだ続きが。九死に一生on going

 

 

西表島に到着

オリジナル予定

  • 9/5 羽田ー石垣直行便で行き、石垣泊。
  • 9/6 朝フェリーで西表島に渡り2泊予定。西表島初日は海でシュノーケル。
  • 9/7 カヌーやキャニオニングとかして遊ぶ

 

変更プラン

  • 9/5 羽田ー那覇那覇
  • 9/6 朝に那覇ー石垣。昼一のフェリーで西表島に渡る。何するかは天候次第…

 

って事で時間的にはノーダメージだった訳。乗るフェリーが2時間後ろに倒れたぐらいで誤差範疇

 

那覇も石垣も台風の残りがあり、まだ雨が強く降ったり、止んだらの天候。

 

でもフェリーに乗るときには、すっかり晴れ渡った。

 

やったーこの日は、海で泳ぎー

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ホテルのプールで泳ぎー

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オリオン飲みー

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で、それなりに過ごせました。マジもんは次の日にやってきた

 

そして翌日の大問題発生

翌日は朝から大雨。時折やむもザーザー降り。予約していたツアーをあえなく中止。さーて何しようか…

 

嫁は遊びたくてうずうず。そして、ツアー会社に電話したり、フロントで相談してる。結果、シュノーケルなら雨でも行ける。午後には雨も収まる見通し。って事で子供でも遊べる穏やかな浜に行くことにした。

 

レンタカーを借り、浜を目指す。

 

車で滑走している間に、予報通り雨は止んだ

 

意気揚々と浜辺へ

 

まずは私が下見がてらにひと泳ぎ。あー確かに地元の人に勧められた通り珊瑚に魚がいっぱい。

 

引き返して、嫁、娘達と泳ぐ事に。

 

私と長女、嫁と次女の2, 2に別れてシュノーケル開始。

 

長女は上手くは無いが、それなりには泳げる。だからなんなくシュノーケルも出来た。2人でグルグルと泳いで魚を見ながら楽しんでいると…

 

 

ママ〜助けてーの声

さて海の中から浜の方を見ると、男性が心臓マッサージしているのが見えた。

 

なんかあった???

 

で周りを見ると、少し流されたところで

ママ〜

助けて〜

って言う声が聞こえる

 

えっ?次女?

じゃあ心臓マッサージされているのが嫁か!何が起きた⁉️

 

長女とともに海の中にいる私は、長女を引っ張って泳ぎきれない。まず長女を足がつく珊瑚の上に立たせて、「そこで待ってろ!」といい、一目散にに溺れている次女の元へ

 

なんかがむしゃらに泳いだ

 

そして次女すくい上げて、岩場に座らせた

 

声は出てた。意識はある。そして大丈夫と聞いたらウンと答える。よし次女は何とか大丈夫。長女を振り向くと珊瑚の上から顔を出してる。長女も大丈夫。

 

そうこうしているうちに、嫁を救助してくれた男性がこっちに来てくれた。

 

その男性にまだ海の中にいる長女を引っ張って貰うよう頼んで、私はとにかく嫁の元へ。

 

ファンとか脱ぎ捨てて、嫁の元へは走る

 

嫁を見ると、目は開いて瞳孔は動いているが痙攣してビクビクしている状態。気道を取ろうにも波打ち際で、水が覆い被さってくる。波打ち際から離そうとするも、痙攣で暴れて抱えられない。なんとなく抱えるが、足元を滑らした。

 

一人で運べそうにない

 

そうすると、男性が長女を引き上げてきてくれた。次女も家族の方が連れてきてくれた。

 

何とか男二人掛かりで嫁を運ぶ。

 

降ろしたところで意識を戻した嫁。ショック状態からの目覚めのため、何が起きているかも理解はできていない。ボーッとした状態。

でも急にゴメンねゴメンねと言い出した。

そして娘二人を見て、少し落ち着き気味になった。

 

長女は泣きじゃくる。次女は放心状態ながらちゃんとしてる。私は、その状態になって、3人ともに意識がある事を確認して安堵。

 

本当に助けてくれた家族の方に感謝しかない。嫁を救い上げて心臓マッサージしてくれなかったら、本当にダメだったかもしれない。

 

ただ私の気がかりは次女。決して泳ぎが得意とは言えない。そんな娘が足の着かない海の中、から顔を出して、どうして助けて〜と言えたのか…およげていたのか?

 

抱き抱えていた次女を落ち着いたかなと思い、降ろすとその瞬間、ドバーッと口から海水を吐き出した。やっぱり大分と飲んでいた模様。頭痛いかと聞くと痛いとの返答

 

 

救急搬送

助けてくれた家族が救急にも連絡してくれて、消防団の方々がまず到着。

 

次女はなんとか受け答えはするものの、体温がみるみる下がってる。これは心配と思い、嫁を消防団に預けて、車に戻って娘2人の体を拭く事に。

 

そうこうしているうちに救急車到着。嫁はストレッチャーに載せられ救急車へ。私も次女を抱え救急車へ。みんな砂まみれのまま救急車で搬送。

 

搬送中、次女がずっと低体温で元気が無い。

 

そして近くの診療所に到着

 

 

離島ドクターに診断頂く。まずは嫁から。次女は体を拭いてブランケットを被せて暖める。ようやく体温が戻ってきた。ふ〜

 

そして、ドクターの診断の結果、

「2人ともO2濃度が低い、肺にも水が入った可能性がある。確かに意識はあるし、受け答えをちゃんとしているが、まだ完全に助かったと思わない方がいい。念のためかもしれないが石垣の病院に運んだ方がいい。海上保安庁に救助を要請します。」

 

 

海上保安庁ヘリ

再度救急車に乗り込みヘリポートへ。そこでやってきました石垣海上保安庁様。

 

地元消防団、地元派出所駐在員、診療所のドクター、ナース…みんなに見送られて、嫁と次女は海上保安庁のヘリで石垣へ。

 

ちゃんと生きろよ〜

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ごめんなさい、こんな時についついこの一枚だけは撮ってしまいました。なんかホッとした一瞬だったのかも

 

 

さて私と長女はというと…

フェリーに乗って石垣に行かねば。最終便は一時間後。ホテルまで30分、そこから港まで30分。着替えだけでも取り行かないと。なんとか間に合うかなぁ

 

事情をホテルとレンタカー会社に電話、

「今から戻って、すぐに最終便のフェリーで石垣に行きます」

さて急いでホテルへ

 

ホテルに着いて、急いで着替えとってこないと…って思ってると、もう荷造りが完了していた。ホテル方が全部スーツケースに詰め込んでくれていた。

 

もうそのまま港へ。

 

さらにレンタカーを走られせる。

 

港に着。間に合ったぁー

 

そうすると今度はレンタカー会社の方がスタンバッてくれていた。荷物をフェリーに乗せて、フェリーの方に事情を説明の上、降りる時も荷下ろし手伝うように言ってくれていた。

 

で、石垣に着いたら次は海上保安庁の方がスタンバってくれていて、病院まで車で運んでくれた。

 

安静取るため入院

病院に着いて2人を見ると、2人とも点滴中。そして、3人共泣き始めた(私除くで)。結果的には安静を取るために入院しましょうって事に。

 

はぁ無事で何よりだわ。今晩は予定と違う寝床て2人ゆっくり寝て下さいな。

 

いやはや、マジでビビったわぁ…

 

 

 

西表・石垣の方々はホント暖かい人達

観光で来て救助してくれた家族の方々含め、みんなに助けられたよ。

 

ホントに皆さんありがとうございました。

 

 

この夕日、もう一度見た西表にきます

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